女性のオルガスムへの誤解と思い込み
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女性のオルガスムについては、「イク? イカナイ? (1)」で、男性の射精・セックスの持続時間については「イク? イカナイ? (2)」で簡単に述べましたが、わたしの認識不足で、これらについて誤解をもっているひと、悩んでいるひと、困っているひとが、予想以上に多いことに気付き、ここで加筆します。
まず前提として、セックスはふたりで愉しむものであって、どちらか一方が努力しなければならないという概念は捨ててください。
またセックスはコミュニケーションのひとつであって、キスや身体に触れ合うことなどのセクシャルコンタクトの延長線上にあるものにすぎないこと(生殖を目的とする場合を除く)を認識してください。
まずは、イケないことを悩んでいる女性、もしくはイカせられないことを自分の技術不足だと考えている男性へ。
女性にとって、オルガスムつまりイクという感覚は、非常にとらえにくいものです。またオルガスムを得られるかどうかには個人差があります。
アダルトビデオでは、女性は何度も声を上げてイキまくっているかもしれませんが、これをステレオタイプ(紋切型)的に「女性はこうでなくてはならないんだ」と思い込むのは、男女ともに危険です。
ですから、男性は女性をイカせることを義務感のように感じ、気負わないようにしましょう。女性は「セックスは男性にイカせてもらうもの」という固定観念を捨て去りましょう。
またセックスの快感はメンタル面(緊張などを含む)に大きく左右されるものですから、女性がイケないことが男性の技術不足だというのは誤りであると断言します。
そして、ふたりでどこに感じる部分(性感帯)があるかを愉しみながら探ってみましょう。女性は、快感を得られるポイントがあったら、素直に反応し、相手に伝えるようにしましょう。男女ともに、相手の呼吸を読み取って察知するように心がけて、セックスというコミュニケーションを大切に愉しみましょう。
それから、これはセックスの持続時間とも関わるものですが、前戯や普段のセクシャルコンタクトを大切にしてください。
もちろん、前戯の最中に女性がオルガスムに達することもあるし、そうでなくても、精神的な満足は得られるはずです。
なお、これもアダルトビデオなどの影響ですが、「女性は底なしにイケる」というのは誤りです。たしかに男性の射精と比較すると、そのように見えるかもしれません。ですが、女性にも個人差やメンタル面や体力の問題で、限界がある場合もあります。
たとえば「女性は底なしにイケる」と信じきって、膣を過剰にいじくりまわしてしまったとします。膣内は非常にデリケートな粘膜でできていますから、傷ついたり、膣炎などの病気を引き起こしてしまうことすらあります。
そして、女性には演技でもイッタふりができるひともいることも事実です。ステレオタイプ的なイキ方の演技です。
男性の「女性をイカせなくてはならない」というプレッシャーを感じるとき、女性は「イカなくてはならない」というプレッシャーや思いやりなどから演技をする場合があります。
女性の側から、「女性をイカせなくてはならない」というプレッシャーを男性に捨ててもらうように説きましょう。演技であったことを告白するか否かは、ふたりの信頼関係次第ですが、そういったことを率直に伝え合える関係であると素敵ですね。
そして、最後に。
オルガスムを得ることが、セックスの目的ですか? パートナーと話し合ってみてください。
次回は、男性の射精・セックスの持続時間についてお話したいと思います。
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