ビジネスマナーは誰かから教わるものだと思っていませんか? マナーがなっているだけでいいと思ってはいませんか?
メールの書き方、手紙の書き方、敬語や謙譲語の使い方、電話の応対、来客時の応対などなど……目にあまるほどビジネスマナーがなっていないビジネスパーソンが多すぎますね。ビジネスメールに署名がないだけで、相手の能力を見限る大川内です。
新入社員研修では、まぁそこそこ教わるんでしょうが、そんなことは関係ありません。
社会に出た以上、そしてそれがどんな雇用形態(アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託社員、正社員)であれ、「教わっていないから知らない、できない」は通用しません。
社会人としての常識は、自ら学ぶものでしょう。
先輩の姿から見習うのもいいでしょう。
「どこで教わったの?」「どうして知ってるの?」……バカじゃねぇの?!としか返しようのない質問は御免こうむりたいところです。
会社勤めのころに、フリーランスの方々のつながりで、メールやお電話だけでのお付き合いだった方もいました。
そんな方々は、出版記念パーティーなどの名簿で、わたしの名前を見つけると「お会いしてみたかったんです!」と嬉々として飛んできてくださるんです。
参加を予定していたのに急遽いけなくなってしまったパーティーのあとには、それがたとえ600人規模のものであっても「お目にかかれなくて残念でした」とのメールを多数いただくんです。600人規模のパーティーでひとりくらいいなくても平気だろうと思っていても、「大川内さん、今日いらしてませんね?」と話題にのぼってしまうんです(笑)
みなさんにおうかがいした結果、これらは、どうやらわたしがメールであれ電話であれ対面であれ、誠心誠意を尽くして、お相手と接しているとかんじとられたこと、その印象の強さが理由のようでした。
たしかに、わたしは父が経営者(会社役員)で、携帯電話などがなかったころに、自宅にかかってくる父の仕事の電話に対する母の応対の仕方を見てきたり――それを真似て小学生の分際で「その件に関しましては、わたくしではわかりかねますので、恐れ入りますが、社の方にお電話いただけますでしょうか。えぇ、こちらは大川内の自宅となっておりますので。はい。社の番号を申し上げます。よろしいでしょうか? 092-……」だのという口をきいていた(笑)、また入学祝などをさまざまなエグゼクティヴの方から頂戴し、そのお礼状を書く機会も多かったりしましたから、その点ではラッキーだったといえるでしょう。
しかし、それがベースになっているとはいえ、その上に自分自身の手で積み重ねてきたものが、もっともっとありますからねぇ。
ビジネスマナーを身につけているのは当然のこと。でもそれだけでは必要十分とはいえません。
まずビジネスマナーありきで、それに加えて、さらに誠心誠意、心を込めること。
社会人としての基本なのではないでしょうか?
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最近の若者はマナーが悪いというイメージをマスコミなどから 植えつけられているよう... [続きを読む]
受信: 2005/10/18 23:13










コメント
TB・コメントをいただき、光栄です。
刺激的な問題提起ですね。
>「どこで教わったの?」「どうして知ってるの?」……バカじゃねぇ>の?!としか返しようのない質問は御免こうむりたいとこ
>です。
励ます意図でおっしゃっているんでしょうけど。
あえて反論すれば、それは、たまたま学ぶチャンスのなかった人には酷なのでは? 人間誰しも、自分にとって当たり前のことをたずねられれば、答えるのが面倒になったり、相手が度を越したアホに見えたりします。
だけど、まったくバックグラウンドの違う他人が相手だと、ていねいに説明することも必要ではないでしょうか?
麻生さんの場合は、家庭環境が恵まれていたので、まったく同じことをみなに欲求するのはちょっとムリかな、と思ってしまいます。
それでも、メールに署名がないというのは、ビジネスだけではなくプライベートでも困るでしょうね。
また、アルバイトなどで社員研修で教えてもらえなくても、「どうすればうまくやれるかな?」と自分で考えて行動すればなんとかなることもあるのも事実です。そのほか独習しようとすれば、正社員など他人に聞く、ビデオや本を利用するなど代価案もあります。
わたしもぜんぜんなっていなくて、そのへん不安なのですが、幸い京阪神圏には労働問題専門図書館があります。そこに研修用のビデオもあるので、今度、大阪府立労働情報総合プラザに立ち寄ったおりには、学習する予定です。
心をこめる、というのは難しい。というのは、証拠がなく、受け取る相手の主観によるので。
だからといって形だけの礼儀では、かえって失礼になってしまう。難しい問題です。
自分も、アルバイトとはいえ会社社会とかかわりながら、どうしたらいいのか、常に考え工夫してゆきたいものです。
投稿 ワタリ | 2005/10/19 05:47
>ワタリさん
ご来訪いただき、ありがとうございます!
まず、わたしは学歴も社会経験もなにもないフリーターで、悔しい思いをしたこともあるけれど、負けずにやるぞ!と、志すところへ向かって一進一退ながら歩んできたんですね。自分の信念を曲げることなく、原点を忘れず、ただ志ひとつだけでやってきました。
いまも、まだまだその延長線上、志すところへは遠く及ばずながら、一歩ずつでも進んでいこうとしています。
なので、フリーターというだけで、そんなものただの雇用形態のひとつにしかすぎないというのに、それだけで社会のなかで生きにくかったり、悔しい思いをしたり……というフリーターの気持ちや閉塞感がよくわかるという自負はあるんです。だから見ていて悔しくなってしまったり、歯がゆくなってしまったりするんですね。
「もっといっしょにがんばろうよ!」って思ってしまうんです。
だからこそ、どうか負けずに堂々と胸を張って、自信をもって社会のなかで生きてほしい。
また夢や目標があるなのならば(それがコンテンツではなく、雇用形態になりがちではあるでしょうが……たとえば「編集者になりたい。ひとの役に立つ仕事をしたい」というのではなく、「正社員になりたい」などと。でもわたしはそれも本人にとって立派な目標・夢であるならそれでまったくさわりはないと思っています)、それに向かって進んでほしい。
そんな応援したい気持ちが過剰になりすぎて、熱暴走を起こしてしまうことがあるのも自覚しています。余計なおせっかい、説教くさいなどといったところも。
きっと、ワタリさんにご指摘いただきました点も、そういったところではないかと考えております。
> たまたま学ぶチャンスのなかった人には酷なのでは?
うーん、学ぶチャンスがないわけがないと思ってしまうんですね。たとえばマナーならば本一冊買ってくれば済む話。まわりのひとを見回してみて、参考になりそうなひとがいたら(←きっとこういう存在がいなかったとしたらということもワタリさんのおっしゃる「チャンスのなかった」に含まれるんですよね?)、そのひとを真似る。
すくなくとも、マナー本一冊くらいは買って学ぶことができるのではと思います。
> まったくバックグラウンドの違う他人が相手だと、
> ていねいに説明することも必要ではないでしょうか?
わたしもよほどのことがない限り怒りはしませんから(たぶん?^^;笑)、後輩などに聞かれたときはひとつひとつ答えてきましたし、伝わらないようならわたしの伝え方がわるいのだと内省して改善してきました。
また見ていてちょっと「?」とかんじたときは、「こうした方がいいよ」とか「こういう本を読んでおいた方がいいよ」とか、極力押し付けにならないように気をつけながらアドバイスしてきました。
でも、それをやってきてかんじたことは、やる気のある子とやる気のない子とでは、おなじように接しても習熟度がまったくもって異なるということでした。「どうせバイトだし」そんな感覚でいる子は学習しませんね。そんな閉塞感をかんじざるをえないことも、投げやりな気持ちにならざるをえないこともわかるのですが……単純に本人にとってもったいないですよね。大事な時間を使って職場というところで働いているわけですから、それも職場というのはお給料をもらいながら学べる場ですから、それを活かさない手はないのでは……?と。
> 家庭環境が恵まれていたので、まったく同じ
> ことをみなに欲求するのはちょっとムリかな
たしかに年長者の方へ自分のことや考え(家庭のことではなくて)を話すと、「むしろ君が例外だと思った方がいいだろう」といわれます。その自分の生き方や考えは、家庭に培われたものが大きいでしょうし、そこは自覚しています。
ただ求めているのは、決して「はじめからパーフェクトにできる」ことではなく、「学んで向上していく」こととその姿勢。
だって、わたしだって、アルバイトとして社会にはじめて出たときから、さまざまなことができていたわけではありませんから。
> 心をこめる、というのは難しい。
> というのは、証拠がなく、受け取る
> 相手の主観によるので。
わたしは相手の方の主観はもちろんとても大事で、なにかをするまえに誠意を見せることができるか、どうかんじとられるかに想像を働かせます。
けれども、最終的には「自分が心を込めることができたかできなかったか」というのが落としどころになっている気がします。
家庭環境のお話に戻しますと、お礼状を書く際に、小学生中学生くらいのころでしょうか、わたしは父の書棚から手紙の書き方の本を引っ張り出して、「“正しい”書き方とは?」と読んでいたんですね。
その姿を見た母にいわれました。
「そういうようにかしこまる必要はない。あなた自身の言葉でお礼の気持ちを書きなさい」と。
それがいまの「マナー+心を込める」という考え方に影響を与えていると。いい教育をしてもらったなと感謝しています。
ワタリさんのコメントを拝読し、とても意識が高く、そしてそうやってアクションを起こされている。とても素晴らしいと思います。
わたしがワタリさんのブログになぜ惹かれたのか――実はそれはサブタイトルに書かれていた「フリーターの本当の姿を知ってください!」というお言葉でした。
ワタリさんが伝えたいフリーターの実情はどのようなものなのか。わたしも、おなじくフリーター経験を原点として、ありのままを伝えていきたいのです。
そうすることが、フリーターの働きやすさ、生きやすさにつながり、社会の「フリーターの見方」を変えて、それがまたさらにフリーターの意識向上につながり……という好循環を生み出すと信じているからです。
フリーターは、もっと社会に大切にされるべき存在だ――そう考えています。
投稿 麻生暁美(本名:大川内麻里) | 2005/10/19 10:29
お返事が遅くなりまして申し訳ありません。
ご自分とわたしの両方へのレス、ありがとうございます。
麻生さんは、努力家で、しかも闘志のある方だとお見受けしました。だからといって、他人もまた努力やねばりのある人とは限りません。そこが難しいところです。
あなたのおっしゃるのは、とてもまっすぐな正論だと思います。だけど、へんぴな田舎のほうでは、町に本屋が一件もない、あったとしても岩波新書はおけないといったところもあるのです。あるいは、京阪神圏でも、低所得の人たちの多く住む地域(特に被差別部落)では、親や祖父母の世代が文字を奪われ、学校に行っていても家に本がない、という家庭もあるのです。
あなたが恵まれている点があるとすれば、東京在住であることと、あなたも自覚しているとおりきちんとした家庭で育っていることでしょう。もちろん、経済的に恵まれていても精神的にはボロボロという場合もあったり、人それぞれでいちがいには言えませんけれどね。
ちなみに私の場合は地方都市の出身です。十代のころ父が亡くなるまでは、中産階級の暮らしをしていました。その経済的ゆとりが、自分の力になっていることは、自分でも感じています。
もちろん、正式に、あるいは上品に振舞ったほうがいいことはあります。そのとき、家族や近所の人など、身近にそうしているモデルがいるかどうかで差がつくこともあります。ちなみに自分はサラリーマンが当たり前の住宅街で育ったため、そのへんはあまり不便しませんでした。けれど、スーツ姿の大人がほとんどいない地区で育ったとしたら、もっと苦労していたかもしれません。
>わたしがワタリさんのブログになぜ惹かれ
>たのか――実はそれはサブタイトルに書か
>れていた「フリーターの本当の姿を知って
>ください!」というお言葉でした。
そうですか。ありがとうございます。
>本当の姿 といっても、わたしがすべて調べられるわけではありません。わたしや身近で見聞きしていない例もきっとあるでしょう。
それでも、分かっているだけでも報告してゆく必要があると考えています。
また、ブログはコメント・トラックバック・メールなどでつながることもできます。そうして、読者から情報が集まる。すると、範囲を限定してであっても、ジグソーパズルのピースが集まり、大方の絵が描けるのではないかな? 厳密には正確でなくとも、総合の近似値は出せるだろう。そういう見通しのもと、やっています。
「『本当の姿』? ううん、わたしの場合は別だったよ」「オレの場合こんな風だよ」といったことを、読者にも報告してもらいたいと思ってます。
>わたしも、おなじくフリーター経験を原点
>として、ありのままを伝えていきたいので
>す。
麻生さんのフリーター論、楽しみです。関東と関西の産業構造や人情の違いも反映されるかな?
>フリーターは、もっと社会に大切にされる
>べき存在だ――そう考えています。
大賛成です。個人の社会への関わり方を教育したり治療さえしたりするのではなく、社会の個人(個々のグループ)への関わりをこそ、見直すべきだと思います。
投稿 ワタリ | 2005/10/30 16:53
ワタリさん、こんばんは~♪
わたしの考えのひとつに、
●「環境は与えられるものではなく、自分で作り出していくもの」
●「どんなこと、どんなひとへも、日々感謝の気持ちを忘れない」
というのがあります。
自分が人様の環境を恵まれているなぁ、うらやましいなぁと感じたことなく暮らしてきたのは、そのせいかもしれません。
> あなたが恵まれている点があるとすれば、
> 東京在住であることと、
> あなたも自覚しているとおり
> きちんとした家庭で育っていること
んっと、あげあしをとるわけではないのですが、一応。東京に住んだのは短大進学時からで、わたしは福岡県の出身です^^
きちんとした家庭……う~んっと、わたしは、もちろん先述の考え方から、両親と家庭環境にとても恵まれたと感謝しています。
またいつもいつも思うのは、わたしはまわりのひとたちに恵まれているなってことです。友人、先輩、後輩……いろんなひと、いろんなひととの出会いに。
けれども、これは受け止め方、感じ方に左右されるものだと思います。
ですから、わたしとまったくおなじ環境に置かれても、どう感じるか――わたしは恵まれていると感謝しましたが――は千差万別なのではないかなと思います。こと、わたしをして「恵まれている」と思われる方は。
それに、余談ですが、これが見事に当てはまる家庭でしたし……^^;
> 経済的に恵まれていても精神的にはボロボロ
> 読者にも報告してもらいたい
やりましょう! 集めましょう、フリーターの生の声を。ちなみに、わたしには正社員で働いたことが、一度もありません。
聞かせたいと思うひとは、たくさんいます。幸い、わたしはマスコミというひとよりすこし自分の意見を聞いてもらいやすい位置にいるので、これを利用しない手はありませんよね。
> 麻生さんのフリーター論、楽しみです。
> 関東と関西の産業構造や人情の違いも
> 反映されるかな?
ありがとうございます。このブログ自体が、フリーター論×編集者論でごっちゃになっています^^;
またお話ししましょうね! よろしくお願いいたします。
投稿 麻生暁美(本名:大川内麻里) | 2005/11/02 03:01